安心できる場所

これは私の子供が中学生の頃の子供の友達の話です。
その子は体も大きく親分肌でとても目立つ存在でした。ある日彼が所属していた部活で1人対多数に分かれて喧嘩が勃発し、1人の子がいじめられた様な構図になり顧問の先生が事情を聞いた上で、いじめではなっかたものの1人の子に多数勢の子供達が謝る事になりました。その中には先程の子もいて彼も謝ったのですが、顧問から『きちんと謝っていない、まったく反省していない』と待ったが入りました。しかし本人はもう謝ったと二度と謝りませんでした。その話が彼のお母さんの耳に入ったのですが、彼のお母さんはその話を聞いて「表面的には反省していないように見えても心の中ではきちんと反省しているかもしれない」と言っていました。もともと彼には口下手でぶっきらぼうな部分があり、お母さんはそのことをよく知っていての発言でした。
この発言を聞いて私はとてもほっこりしました。彼には無条件で味方になってくれる人がいるのです。
もちろん、きちんと謝らせることも親の務めであり、親がこんなこと言っていてはだめだ、甘やかしているだけだという考えも存在します。ただ中学生という多感で繊細な時期にあれもこれもしつけや教育として押さえつけるだけではなく、その子の性格などをよく理解した上で、受け止めてあげることはとても大切な教育となるのです。学校という社会で、ほとんどの子供が周りの様子を慎重に観察し、緊張しながら日々過ごしています。そんな子供達が疲れて帰ってくる場所に、絶対的な味方がいて無条件で安心できる場所であれば、子供は外で心おきなく羽を伸ばし、冒険することができるのです。

そしてこの話の中でもうひとつ大切なのが、『人は見かけでは判断できない』ということです。人の印象はまず外見からですし、それが初対面ともなればなおさらですが、見かけだけではすべてを知り得ることはできず、発した言葉や態度にも同じことが言えるのです。それは『全てを許す』のではなく、『それが全てはないと知る』ということです。
自分が誤解されていることには傷つくのに、他人を誤解していることはあまり気にしない私たちです。もしかしたら見た目で判断し誤解していることがあるかもと少し心当たりのある方、これを機に見た目で、偏見だけで人を判断することはできないんだと知る、ことを始めてみませんか?

from 青山 由

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