自分の好きなものは、みんなが好き?

前にもお伝えしたとおりいま絶好調に星野源にはまっていて、最近スマホの待ち受け画面も星野源に変えてみたところ、息子がその写真を見るなり「うっ!気持ち悪い」と言い放ちました。写真自体が気持ち悪いのか、いい年こいて芸能人を待ち受けにする私のことを言っているのか本心はわからなく、とっさに脳が前者と判断し、「自分の好きだと思う人を気持ち悪いって言われたらどう思う?」と聞くと「あー、そう思うんだ…って思う」とかわされてしまい、やはり本心は分からなまま悲しい気持ちが残りました。
自分の趣味に合わなかったり、どうしても好きになれない人や物はたくさんある。でもその自分の嫌いなものを愛する人は必ずいる。ほんの少人数だとしても必ずいるのだ。それを嫌うのも避けるのも自由だけど、否定してはいけないと思う。
 
親御さんの中には、お子さんの部屋にあるフィギアを見て、「なんでこんなものが好きなの?」と露骨に不快感を伝えたり、ハード系ロックバンド好きのお子さんにお母さんは「こんな変な音楽のどこがいいの?こんなもの聞いている暇がったら勉強しなさい」などとつい言ってしまうという。
好きという想いは自分の一部であって、それを否定されることは自分を否定されること。誰だって傷つくのだ。自分の好きなものが基準で、自分が嫌うものが常識はずれという勘違いは人間関係を壊しかねない。親子間に至っては、『自分を否定する親』と子供にレッテルを張られれば、そのレッテルを外すのは容易ではないことは想像の範囲内ではないでしょうか。

たまにはお子さんの興味のあるものの話を否定せずにじっくり聞く時間を設けることも必要で、自分の「好き」を親が聞いてくれるだけでも子供は親を見る目が変わってくる。親子でも他人。趣味も好みも違う。1人の人間として受け入れることを少しだけでも意識の中に持つことによって、親子関係は急速に変化する。
そしてその趣味の魅力に親御さんがはまる様なことがあれば、親子で同じ趣味を共有することができこんなに素敵なことはない。

from 青山 由

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